和更紗

koshiji2016-04-20

晴れ
でも、今日は風が強かったですね

桜はすべて散ってしまいましたが
タンポポの色が濃くなったり
庭先のチューリップやパンジーが綺麗に咲いて
芝桜も咲き出して、春が楽しくなってきました


今日は、貴重な和更紗を見せていただける機会に恵まれて
里山十帖へおじゃましてきました

和更紗の収集家・研究家である熊谷博人さんに
歴史や技法を教えていただきました

文様のすばらしいこと!

更紗とはインド発祥の多色染めの木綿布です
それまで表現できなかった赤色の染色ができたことが、
インド更紗の一番の魅力です
象を表現している黒もインド更紗の特徴の一つです
細かな模様が施されていて、
見るたびに印象が変わっていきます

こちらは、東インド会社の取り扱いを証明するスタンプ!
19世紀始めのものということになりますね!
さわらせて頂いちゃいました!


パッチワーク風の染色です
この時代にはきっとセンセーショナルだったでしょうね


縁飾りにウサギが!
日本の伝統的な文様ですが、アジアを感じます


熊谷先生
本職は装丁家さんです。
ご趣味で集められたというコレクション
とても貴重なものですが

わかりやすい説明と共に
触れせていただき布の質感や
織の目までもご説明くださり、
大興奮でした!


一番上の写真は、
江戸時代の花魁が着ていた間着で、
綺麗な青い染料が特徴で、ものすごい高級品だったそうです
(今ももちろん価値のある骨董品です)

喜多川歌麿などの浮世絵師によって描かれた
花魁が着ています
洗うと染料が半分も落ちてしまうそうで、
こんなにきれいなものは、きっと1度も洗っていない・・・
すごーい!
江戸時代の、そのままの物を触ってしまった!

とても楽しく、ワクワクするような勉強ができて幸せでした
ありがとうございました!!